昼と夜で色が変わるアレキサンドライト

昼と夜で色が変わるアレキサンドライト

6月の誕生石といえばパールを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

実は6月の誕生石は3つあり、パールの他にムーンストーンとアレキサンドライトがあります。

今回は、中でも近年人気急上昇中のアレキサンドライトについてお話します。

 

 

昼と夜で色が変わるアレキサンドライト。

アレキサンドライトは自然光下の光では緑色、夜の蛍光灯やロウソクの光では赤紫色に変わる宝石です。

全く違う2色の綺麗な色を放つミステリアスなカラー変化と希少性から、アレキサンドライトは収集家の方が多い石ともいわれています。

石言葉

石言葉は、「秘めた思い」「魅力」「高貴」などです。

2つの顔を持つ魅惑の宝石として、「昼のエメラルド」「夜のルビー」ともいわれています。

自分を高めるために努力する人を支援し、自分自身が既に「特別な何か」を有していることを気付かせてくれると言われています。

結婚45周年

アレキサンドライトは「金緑石」とも呼ばれており、結婚45年の記念である「金緑婚式」にアレキサンドライトを贈ることがあります。大切な人と共に長い年月を重ねてきたことで、出会った頃とは違った一面も見えてきたことでしょう。それは2つの輝きを放つアレキサンドライトにも通じるものがあります。

産地

アレキサンドライトの主な産地は、スリランカ、インド、タンザニア、ロシア、マダガスカル、ブラジルです。アレキサンドライトが最初に発見されたのはロシアのウラル山脈のエメラルド鉱山であったといわれています。なお、アレキサンドライトは2019年からGIAで産地鑑別ができるようになりました。

歴史

1830年に初めてアレキサンドライトが発見された時はエメラルドかと思われていたそうですが、昼の光の下での色と、持ち帰った後の夜の光の下での色が違ったため、珍しい希少価値のある石ということで当時の皇帝だったニコライ1世に献上されました。

アレキサンドライトが発見された日は、ロシア皇帝アレクサンドルⅡ世の12歳の誕生日でした。

鉱夫たちは敬愛する皇帝を祝う気持ちから、宝石をアレキサンドライトとと名付けられたといわれています。未来の皇帝の名に恥じぬ価値のある宝石であるという確信があったからこそ命名したと言われています。

アレキサンドライトは、こういった背景から、ロシアでは、「宝石の王様」とも呼ばれているそうです。

 

 

特徴

アレキサンドライトの鉱物名はクリソベリルです。

クリソベリルと一口に言っても、「クリソベリル」「クリソベリルキャッツアイ」「アレキサンドライト」「アレキサンドライトキャッツアイ」と4つの種類に分けられます。

つまりアレキサンドライトは、クリソベリルという鉱物的な要素だけで決まるのではなく、あくまで「光に当てた際に変色する」という変色性があって、初めてアレキサンドライトと認められるということです。

アレキサンドライトは、普段は青紫色や深緑色っぽい色合いですが、光を当てると赤紫色のような赤色がかった色になります。蛍光灯かペンライトかという光源によっても色合いがくるくると変わります。クリソベリルの中でも飛び抜けて希少性が高く、美しい石と言えます。

インクルージョン

エメラルド同様、インクルージョン(内包物)はアレキサンドライトに共通する特徴です。

インクルージョンは宝石と地球との自然界における関係を示しています。人工のアレキサンドライトが普及していることを考えると、インクルージョンはむしろ人工の偽物と本物を見分ける美しい証拠とも言えるでしょう。

形と大きさ

アレキサンドライトは希少性があり、それぞれの結晶のカラットと美しさを最大限に生かすようにカットされるので、形や大きさが多様です。

緑色から赤色へとカラーチェンジすることが特徴的なアレキサンドライトのジュエリーは、1粒ネックレスや小粒のピースを何石かセッティングしたものなど、デザインのバリエーションが豊富です。1カラットを超えるサイズのものはあまり多くなく、1カラット以下の大きさがほとんどです。

アレキサンドライトをカットする際には、原石の大きさや美しさを最大限に引き出すため綿密に計算されてから施されます。ラウンドブリリアントカットが一般的ですが、結晶の個性を生かすためにオーバルシェイプやペアシェイプにカットすることも多くあります。

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