宝石の石留めの種類とは?婚約指輪・結婚指輪選びの基礎知識

婚約指輪や結婚指輪を選ぶとき、多くの方がまず注目するのは「ダイヤモンドの大きさ」や「デザイン」ではないでしょうか。
しかし、実は石を留める方法───いわゆる「石留め」も、指輪の印象や使い心地を大きく左右する大切なポイントです。

石留めは、宝石を指輪に固定する技法であり、ジュエリーの耐久性や安心感、さらには輝き方まで変えてしまいます。
普段はあまり意識されない部分ですが、実は長く愛用できる指輪づくりに欠かせない要素なのです。

今回は代表的な石留めの種類と特徴を紹介しながら、サンダンスが大切にしているご提案についてもお話します。

 


 

石留めとは?

宝石の石留めとは、宝石をリングや台座に固定する方法のこと。
見た目のデザインを決めるだけでなく、石をどの程度守るのか、どれだけ輝かせるのかにも直結します。

例えば「繊細で華やかに見せたい」「普段から気兼ねなく着けたい」といった希望も、石留め次第では叶えられるのです。

 


 

代表的な石留めの種類

1.爪留め(プロングセッティング)
ダイヤモンドの輝きを最も引き出すといわれるスタンダードな方法です。小さな金属の爪で石を固定し、周囲から光をたっぷり取り込めるため、宝石本来の輝きを最大限に楽しめます。
シンプルで王道の婚約指輪によく使われる留め方で、ダイヤを大きく見せたい方や「定番の美しさ」を求める方にぴったりです。

2.覆輪留め(ベゼルセッティング)
石の周囲を金属でぐるりと囲んで固定する方法です。引っ掛かりが少なく、日常生活でも安心して着けられるのが特徴。
デザインとしてもシンプルでモダンな印象を与えます。
普段から指輪を外さずに使いたい方、安心感を重視する方に人気があります。

3.チャンネル留め
レール状の地金に複数の宝石を並べて留める方法です。結婚指輪やエタニティリングなどに多く使われ、宝石が一列に並ぶことで華やかな存在感を演出します。

4.パヴェ留め
フランス語で「石畳」を意味するパヴェ。その名の通り、小さなダイヤモンドを敷き詰めるように留める華やかな技法です。表面がキラキラと輝き、ゴージャスな印象になります。

5.テンション留め
地金の張力で石を挟んで固定する独特の方法です。宝石が宙に浮いているように見え、モダンで洗練された雰囲気を演出します。
ただし特殊な構造のため、熟練した技術が必要です。

 


サンダンスで代表的な石留め

サンダンスでは、婚約指輪や結婚指輪をお作りする際、爪留めと覆輪留めのご案内が特に多いです。
爪留めは、王道の輝きと存在感があり、特別な婚約指輪らしい印象を大切にしたい方に選ばれています。
覆輪留めは、普段の生活でも安心して着けられるため、毎日違う結婚指輪に人気があります。

どちらも長所がはっきりしており、お客様のライフスタイルや好みに合わせて選んでいただけるのが魅力です。

 


 

石留めを選ぶときのポイント

1.ライフスタイルに合っているか
毎日着けたいなら引っ掛かりにくい覆輪留め、特別感を出したいなら爪留めなど。

2.デザインの雰囲気
クラシック、華やか、モダン…同じ石でも留め方次第で印象が変わります。

3.宝石をどう見せたいか
大きく輝かせたいのか、しっかり守りたいのか。石留めがその役割を担います。

 


サンダンスのご提案

サンダンスでは、お客様のご予算や理想のイメージを丁寧に伺いながら、石留めの方法も柔軟にご提案しています。
「婚約指輪らしい華やかさを出したい」「安心して使いたい」
───そんな想いを形にできるよう、実際のサンプルを見ていただきながらご案内しています。

指輪は人生の大切な節目に寄り添うもの。だからこそ、見た目だけでなく使い心地や安心感まで含めて納得できる選択をしていただきたいと考えています。

 


 

まとめ

宝石の石留めは、指輪の印象や使いやすさを決める重要なポイントです。
爪留めは輝きを最大限に引き出す王道スタイル。

さらにチャンネル留めやパヴェ留めなど、デザイン性に優れた留め方も数多く存在します。

サンダンスでは、お客様の想いやライフスタイルに合わせて最適な石留めをご提案しています。
石留めの種類を知っておくことで、宝石の魅力を最大限に引き出し、長く愛せる一本に出会えるはずです。