結婚指輪や婚約指輪の素材として定番である「プラチナ」。
白く美しい輝きを放つプラチナは、ダイヤモンドと並んで「永遠の愛の象徴」とも呼ばれています。
なぜ、日本ではプラチナが結婚指輪等のジュエリーに多く選ばれているのでしょうか。
プラチナは、ジュエリーで使われている代表的な貴金属の一つで、白く美しい色合いが特徴です。
学術名では「白金(はっきん)」と呼ばれています。
英語にそのまま訳すと「ホワイトゴールド」となることで、「白金=ホワイトゴールド(WG)」と混同されやすいですが、実はプラチナとホワイトゴールドでは全く異なる金属なのです。
ホワイトゴールドは金をベースにした「合金」であり、白金はプラチナという「単体の貴金属」であるという明確な違いがあります。
プラチナは主に南アフリカ共和国やロシア、また南米の各国で産出される貴金属で、「レアメタル」と呼ばれるほど高い価値を持つ金属です。
金と比べると採掘量が年間20分の1程度で、原鉱石1トンに対しておよそ3グラムほどしか採れません。
これは細めの指輪ひとつ分ほどの量になります。
また、原鉱石からプラチナ地金になるまで8週間もの時間がかかり、加工も難しいことから、必然的に高価になっています。
膨大な時間と手間をかけた希少性の高い貴金属、プラチナ。
だからこそ、一生の宝物となる婚約指輪や結婚指輪の素材にふさわしいのです。
希少で高価なプラチナですが、実は日本は世界最大規模のプラチナ消費国です。
1人あたりのプラチナジュエリー消費量は世界一で、婚約指輪は92%、結婚指輪では82%をプラチナが占めています。
これほどプラチナジュエリーが好まれている国は他にはありません。
プラチナの持つ天然の白い色は、純潔・純粋を表す花嫁の白に繋がり、変色や変質せず永遠の輝きを持つ特性から毎日一生身に着けるブライダルリングとして最適だと言えるのです。
またプラチナの控えめな色と輝きは、宝石の色を最大限に引き立ててくれるのでダイヤモンドとプラチナの組み合わせは多くの女性に選ばれているのです。
また、プラチナは化学的に安定していて、日常生活の中で変質、変色の心配がないのも大きな魅力です。シルバーのように錆びることもありませんし、温泉の硫黄分や消毒液、漂白剤、プールの塩素や汗なども気にせず身につけられます。
プロポーズ、婚約、結婚式など・・お二人にとって大切な思い出とともに何年、何十年もの時を重ねてもピュアな美しさを保ち続ける事が出来るプラチナ。
トレンドにも左右されない白い輝きは、上品でさりげない印象を与えるので、ファッションやシーンを選ばずずっと身につけやすいことからもブライダルリングとして多く選ばれているのです。
ブライダルリングをお考えの方は是非一度、プラチナの指輪を検討してみてはいかがでしょうか。